■DvoarkJPでキーボードカスタマイズその後
上のような話を書いてからずいぶん経ったが、結局わずかな修正を追加したのみでDvoarkJPを使い続けている。理由は1つ。とにかく快適だからだ。人間“楽だ”という利点には抵抗できないものがある。QWERTYがとりわけ遅いというのはデマというのは当時から知っていたけれど、それはあまり関係がない。
“キー配列の良さ”を“タイピングコンテストの最高記録”で判断するのは、たとえるなら“オフィスルームの良さ”を、“ウサイン・ボルトが端から端まで何秒で駆け抜けられるか”に基づいて判断するようなものだ。少なくとも極端に散らかっていたり曲がりくねったりしていないことは確実だろうから、全く何の情報も得られないというわけではないにしても、ナンセンスであることには違いない。
Dvoark配列で日本語ローマ字入力をするにはいくつか不満があり、最たるものが「比較的よく使う子音"K"が左手に来てしまう」ということだが、それを改善するためにDvoarkJPでは、
- "C"を"K"の代わりに使う
というルールが採用されている。これを延長して「ぱ行」と「や行」も左手から右手に移すために、
- "L"を"P"の代わりに使う
- "V"を"Y"の代わりに使う
というルールを追加した。ただし下は「や・ゆ・よ」に関してのみ。つまり、
| 打鍵 | 出力 |
|---|---|
| va | や |
| vu | ゆ |
| vo | よ |
ということ。dvorakの"L"はQWERTYで"P"の位置にあり、"V"は通常の使用頻度が低く"Y"に字体が似ているので無理が少ないのだ。これによって右手で子音を打ち、次に左手で母音を打つというリズムを一切崩さずによくなった。その後ずっと安定している。あまりにも快適なのでこれ以上の改善に自発的に乗り出すことはあるまい。
おまけ
キーボードクラッシャーつながり。

木戸孝紀
